そんなもんらしい

三十路の足音と共に確かに体力は落ちるけど、子ども産んだらそんなこと言ってらんないからまた強くなるし、離れて暮らす子どもに会うためなら毎週隣県まで通うのも苦じゃない。でも親に会うために毎週帰るなんてのは無理。
親が癌で死ぬってわかってた時だけよ、そんなことできたの、と笑い飛ばされて脱力。なんだ、それでよかったんだ。私が特別人でなしなのかって思ってた。
持つべきものは明るくて話好きな年上の人生の先輩。というお話。

誰にも助けてもらうことはできないけど、話を聞いたり、聞いてもらうだけでも、ずいぶん違う。
私と全く同じ悩みを持つ人はいないけど、似たようなことに悩む人は今までもいたし、これからもきっといる。苦しくて堪えられなくなる人もいたかもしれない。だけど、多くの人はそれでも全部飲み込んで、なんでもないような顔で生きてる。なら、私にだってできないことじゃないはずだ。