涙が出るほど、悔しくて、悔しくて堪らなかった。絶対に泣きたくなんかなかったのに。
だけど自分を責めるより、他人を恨むより、前を向く為の力が欲しいと思った。自分に相手を納得させるだけの知識や技量が足りないことが悔しかった。私の心はまだ健康らしい。
しかし新米の下っ端の様子がおかしいときに声をかけてくれるのは、やっぱり何故か上司ではなく年上の同僚だったり同業の先輩だったり。気にかけていただけているというのは本当に有り難いこと。だから強がりだけど「大丈夫です、ありがとうございます」って言えるんだ。まだもう少し頑張れそうかな。