吐き出し

私は可哀相じゃない。
私は被害者じゃない。
私は一人でもない、はずなのに、どうしようもない気分になるのはなぜだろう。

悩みの無い人はいない。「普通」の家庭なんかない。誰だって何かしら飲み込んで、暮らしていくんだ。
そんな簡単なことが難しい。
人に話したら馬鹿馬鹿しいと笑われるかもしれない。悩むに足りないと一蹴されるかもしれない。

もし、誰かに今の自分と同じ悩みを打ち明けられたら、考え過ぎだよ、と慰めるだろう。
そうだよ、いつもの、考え過ぎだよ。
薬を飲んで寝なさい。
疲れているからだよ。