老いるということ?

若く、聡明であった清盛は、どこに行ってしまったのか?

視聴者は西行様のように呆然と取り残されているのではなかろうか。

松ケンの怪演がまた痛々しい。私より若いのに、こんなにも老いることの悲しみを体現している。なんだかなあ。老いるというのはこんなにも暗く寂しいだけの物ではないと思いたいのだけど。でも確かに年取るって、こういうことでもあるよな。

今年の大河が受けなかったのは栄枯盛衰というテーマが暗くなりがちなせいだと思う。どうしたって平家は没落する運命だし。決して俳優陣のせいじゃないし、画面が暗いとか汚いとかでも無いだろ。龍馬伝だって暗くて汚かったじゃんねえ。