汝の名は、

友人が妊娠したとか子どもが産まれたとか聞くと、名前、どーすんだろな、と思います。
まずはてめえの心配をしやがれと言うごくごく真っ当且つ的確なツッコミは謹んで笑顔でスルーさせていただきます。
実はつーさんよりもしーちゃんよりも妄想脳かもしれないワタクシには子どもにつけてみたい名前、と言うのがあります。
男の子なら、周あまね
女の子なら、知花子ちかこ
男なら視野の広い人になってほしいから
女なら賢くてかわいい人になってほしいから
そんな具体的な妄想は彼氏を作ってからにしろよと自分でも思いますよ。
でもちょっと楽しいじゃないですか、ありもしない未来を予想して見るってのも。たまには、ですよ?いつもじゃないから大丈夫…なはず。
ちなみに私の名前の由来は「母の友人の妹に頭が良くて性格が良くてかわいい」nさんがいたから、だそうです。
上の弟は「物知りで行動力のある人になりますように」
末弟は「平和な世界に羽ばたきますように」
ま、それなりに名の通りに留守で元気がよい、の見本のような弟達です。盆正月くらいは帰省して私の代わりに年寄りの相手をしやがれってなもんです。
仕事柄、「イマドキ風の名前の子達」と接する機会も多いんですが、まだそんなに目を疑うような名前の子には遭遇してません。いるかもしれんが、もちろん守秘義務違反に当たるので具体的な実例は出せません。
敢えて言うなら、字面がちょっとキラキラしいかな、と言う傾向はあります。
例えば「り」という音に当て嵌められる字は、「理、里」くらいだったような気がしますがイマドキは「莉、梨、璃、吏」などなど。あとは王篇「瑠、珠」なんかもよく見る気がする。
でも逆にシンプルの極み、太郎くんとかはなちゃん「華、瑛」も根強くいるので、少しほっとしたりもする。
個人的には名付けとはその子の存在を定義する、認めるという祝福の側面と、その子を名前に縛り付ける、と言う呪術的側面があると思うので、思い入れは程々に、呼びやすく覚えやすい名前が一番ではないかと思います。