朽ちていった命
- 作者: NHK「東海村臨界事故」取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/09/28
- メディア: 文庫
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子どもの頃から戦争や原爆の恐ろしさは繰り返し教わってきて、理解しているつもりだった。
でも、原子力というのは兵器として使われるから恐ろしいものなんだと思っていた。爆発しなくても、放射能がこんなにも恐ろしいものだなんて思ってもみなかった。
放射線に曝された人体が、どんなふうに破壊されていくのかが克明に記録された一冊。読後、「朽ちていった」というタイトルが重く思い知らされる。