諸行無常

年齢的なものもあり、最近はどちらかというと子どもが出来たとか産まれたとか、おめでたい話が多かったんだけど、お世話になった先輩のお身内にご不幸があったり、ほんの数日前に電話で話した仕事関係者が急に亡くなったり、世の無常を噛み締めながらしみじみと事務屋の歓送迎会。
生まれる命がある限り、どこかで誰かが死を迎えるのも必定なんだけど、顔見知りが死んでしまうのはやはり堪える。悔やんだところで何も変えられないけれど、数日前のあの電話、もっと丁寧に対応しとけばよかった、とこぼしたら「そうなんだよねえ…」との声多数。ああ、やっぱりみんなそうだよね。
あまりにも急過ぎて、きっと本人自分が死んだこと気づいてないような気がする。しばらく前から具合悪くて伏せっていたならともかく、いつも通りに仕事に出かけて、それっきりだなんてあんまりだ。
私たち事務屋に出来るのは、せめて周りの人達に負担をかけないよう、瑕疵の無い書類を作ることくらい。遺されたご家族が、この現実を乗り越えられるように、祈るだけ。