今日の感想

久々にいつもの皆さんとお食事と映画。美味しくて大量のイタリアンのあとは「容疑者Xの献身」。実は一番の感想は「友情の片思いは辛いよなあ…」でした。ささやかにネタバレ?気味なので以下畳み。
私は泣きはしなかったけど、クライマックス、あの二人の慟哭を聞きながら湯川が歯を食いしばるシーンがね。湯川の友情が石神に伝わってないとは思わないんだけど、石神は靖子への愛ゆえにそれを拒んだわけだから。愛情の片思いより、友情の片思いの方がなんかキツい気がする。
石神の誤算は、湯川を友人に持ったこと。そして靖子の気持ちを計算しきれなかったこと。彼の献身が、靖子とみさとの心を揺さぶることを、計算し切れていなかったこと、だったんだろうなあ。誰もが彼ほどの強さで(それは決して正しい強さではない)物事を合理的に割り切って行動できるわけではない、と言うことが、良く分かってなかったんだろう。天才といえども人間、自分のことはわかんないもんですね。