「闇」へ

さすが"Might is right"のお国柄。中学生の時、731部隊について書かれた本を読んだとき以来の衝撃。アカデミー賞受賞もうなずける問題作。
アメリカという国の複雑さというのはやはり良く理解できない。国軍の犯した犯罪を堂々と批判できるところは懐が深い国と言うべきなのか。まあ、それすらも力で押さえ込むようでは民主主義国家を名乗ることは出来ないけれど。
テロや戦争による死者が殆どいない日本に暮らしていては、「どんな手段を使ってでもテロリスト達をあぶり出す」というアメリカのやり方の是非については、想像は出来ても理解や共感は出来ない。